インフルエンサーについて

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最近になって、少しずつですが言われるようになったことですが、俗にインフルエンサーと呼ばれる人達ですね。

はっきり言ってしまうと、色々と言うことが間違ってるのではないかと。

それで、そういう人達を応援して信じる人とそうじゃない人が、お互いを攻撃しあっているというか必要以上のいがみ合いみたいなのも起きてるのかなあ、と。

私も、その人達が言うことはおかしいんじゃないかな、と思うのですが、非常に影響力の強いのも現実です。

あくまでも、その人達の意見に対して言っているのであって、別に個人を攻撃してるわけではないことを言っておきたいとです。

間違った経済の成長観

前の記事でも書きましたけど、今の日本には間違った経済の成長観が完全に蔓延しているわけです。

それが何かと言うと、三段論法みたいなのがあって、

  1. 日本人は生産性が低い。
  2. だから、個人が努力して生産性を高めていこう。
  3. こうして、生産性の高い人が増えていけば収入も上がり、個々の努力が総じて経済が大きくなる。      

とりあえず、生産性と収入を同一視しているという問題もさておいておきましょう。

ここでの問題は、収入とは何かということを見落としているわけです。

自由競争の経済において、誰かの収入が上がれば誰かの収入は下がるわけです。

収入が50万円増えるということは、誰かの収入が50万円減っていることになります。

受験勉強で誰かの偏差値が上がることは誰かの偏差値が下がることを意味しているわけです。

“みんなが一生懸命に勉強して学力を上げれば、みんなの偏差値が上がっていく。”と言ったら、その人は受験のシステムを理解していないとなってしまいます。

結局のところ、お金を他者から集めることしかできない民間の団体とはちがい、貨幣を発行できるのはその国の政府だけなのですから、政府が何かしらの形で経済成長を主導していくしかない、となります。

しかし、これに反対し“経済成長はお金持ちや成功者を増やすこと”と主張するインフルエンサーや、そういった方の話しを聞く人も後をたちません。

なぜ、その人達がそういうことを言うのか、というと理由はたくさんあるでしょうが、一言で言ってしまえばその人たちがビジネスの世界で成功した人が多いからです。

自分がこのやり方で成功したのだから、みんながこのやり方をすれば成功するだろう、という考えがあるように感じます。

個人のサクセスストーリーと国家の経済成長は、実は全くベクトルが異なるものなのですが、その人達にはそういう背景があるために、その発想からなかなか抜け出せないように見えます。

そして、それを聞く人も“お金儲けができた人の言うことだから、多分正しいだろう。”と思い込んでしまうというわけです。

まとめ

では、どうすれば良いのでしょうか?

その人達の話しを聞くときに鵜呑みにし過ぎず、“こういうバックグラウンドがある人だから、こういうことを言うんだな。”というように気楽に構えて聞くことが良いと思います。

もちろん、間違った意見だけでなく正しい意見も言う時があるでしょうし、正しいと感じたら素直に受け取って、間違ってると感じたら“それは違う気がする。”と気楽な感じで流していくのが健全な気がします。

いつも、読んでいただきありがとうございます。

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